平成29年度応用数理解析(前期:工学部・物質科学工学科)講義予定
最終更新日:2017/07/30 21:46
- 講義ノートはその回の講義が終了後にuploadします.ダウンロードには講義中に指示したパスワードが必要です.
- 注意: 提出したレポートは次週に返却しま
す.その際に必ず持ち帰って,成績が確定するまで保管してください.
保管していないと,レポートの評価で何かトラブルがあったときに不利益を被るかも知れません.
- 講義第1回に配付した資料:評価やレポートに関する重要な注意が書かれています.
期末試験の答案返却について
以下の日時に,期末試験の答案を希望者に返却します.個別に返却しますので,
梶原の研究室まで来て,梶原に声をかけて請求してください.
日時:
- 7月31日(月) 10:30 - 13:00, 15:30 - 18:00
- 8月1日(火)10:30 - 11:45,14:00 - 16:30
- 8月2日(水)10:30 - 14:00
- 8月4日(金)13:00 - 17:00
ティーチングアシスタントからの感想・助言
ここには各回のレポートでTAの人が気がついたことを書いていきます.参考にしてください.
- 全体的な注意とお願い:
- 一枚目の紙の上部にクラス,名前,レポート番号(第何回か)の記入を忘れずにお願いします.
- レポートはA4サイズの紙を使用し,上部をホッチキスなどで留めてください.
- 数学を学ぶときは,定義から丁寧に計算を追い,時間を十分かけて学ぶことを心がけて下さい.雰囲気や何となく適当にですましてしまうと,数学を正しく使えるようには決してなりません.一夜漬けは,このレベルの数学ではまず通用しません.
- 第1回:(過去の講義のものですが,参考にして下さい)
- なぐり書きのように書かれていて,読むのに苦慮するレポートがいくつかあります.レポートは技術文書だと考えてください.そして,読み手があなたの書いた文書を読む義務は通常の場合はなく(この講義では私もTAの方も読む「義務」がありますが),汚くて読みたくなければせっかく書いたものも読まれません.科学・技術の世界ではある意味で書かれたものが全てで,それのみで判断され,その結果は全て自分に帰ってきます.式があっても日本語の文書になっていなければいけないですし,相手に正確に伝わるように書かなければ意味がありません.きれいに,丁寧に書くように心がけて下さい.
- 書かれている内容は可能な限りself-containedで,読み手が検証可能でなければ技術文書として意味がありません.それができるように十分な材料を書いて下さい.
- 例えば \(\log|y|=x+C\) (Cは任意定数)という式から \(y = \pm Ce^x\)としてしまう人が多いです.絶対値を外すときに注意するようには言いましたが,\(\pm\)は大抵の場合,任意定数の任意性に吸収できます.何も考えずに符号を取ってしまうのは非常に危険ですが(だから講義で注意しました),符号を取れるのにそのままにしておくのは不適切です.また,同じ式から\(y = e^x + e^C\)としてしまう人も毎年多いです.指数,対数を高校の教科書に帰ってもう一度復習しておきましょう.
- 危惧していたように,\(\frac{dy}{dx}\)を dy ÷ dx と考えて dx や dy を極めて自由に扱った挙げ句に,配慮が足りずに間違ってしまうケースが散見されます.正しい感覚を得るまでは(微分形式の理論などを学んだり微積分の十分な経験を積んだりするまでは)学んだ範囲の使用に止め,通常は分数だと見なさずに計算する方が安全です.
- 中間試験結果 平均点:73.50, 標準偏差24.76,中央値82 (再履修生を除いたデータ)
- 期末試験結果 平均点:72.72, 標準偏差20.07,中央値 78 (再履修生を除いたデータ)
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